童話屋は東京・渋谷に1977年10月に開店した「童話屋書店」がそのはじまりです。
はじめに訪ねてきてくださったのが谷川俊太郎さんでした。
創業者で編集長である田中和雄は以来、谷川さんと多くの本を編んできました。
田中は谷川さんの80歳、傘寿のお祝いにあたり、こんなことを言っています。
「谷川さんはカラダもタマシイも青年のように若くたくましいのにびっくりします。谷川さんは一人UFOのような宇宙船に乗って飛び回っているのです。お墓に入ってしまった詩人たちは二度とぼくたちと遊んでくれませんが、谷川さんだけは死んでからもいつまでもぼくたちと遊んでくれそうです。いまよりももっと楽々と空を飛んで、大好きだった人に会いに行くにちがいありません」(2012、NHKカルチャーラジオ 詩のトビラひらけごま! テキストから抜粋要約)
谷川俊太郎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
(童話屋一同)