美しい数学シリーズ ふしぎな たね
安野光雅 作
この絵本のしくみは、現実の世界のしくみとよく似ている、と安野さんがつぶやく、数学的な食育絵本。
むかし あるところに なまけものの 男が すんでいました。
そこへ仙人がでてきて、 ふしぎなたね を 2こ くれました。
「1こ 食べれば一年かんおなかがすくことはない。
1こ うめておくと秋にはかならずみのって2こになる」とのこと。
男はしばらく言われたとおりにしていましたが、何年かたって
「ことしは、2つともまいてみよう」とかんがえました。
つぎの年に 2こ のタネは 4こ にふえ、
1こ を食べて 3こ をうめました。
さて、次の年の秋には、いくつのタネがとれるでしょう。
そして、その後の男の生活やいかに。
- 26×21.5cm・32頁
- 定価(本体 1,650円+税)(2017.1.25より新価格)
- ISBN978-4-924684-67-6