宮沢賢治の心を読む(Ⅱ)
草山万兎(河合雅雄)著
「どんぐりと山猫」のナゾ解きはこうです。だれが一番偉いのかというどんぐり裁判で、一郎の答えは「ばかで、めちゃくちゃで、まるでなっていないようなのが、いちばんえらい」そのココロは、「いろんなどんぐりが在って雑木林は楽園になる。だからみんな偉い」というのでした。...
草山万兎(河合雅雄)さんの"賢治童話のナゾを解く"続巻です。
今回は、
どんぐりと山猫
狼森と笊森、盗森
さるのこしかけ
林の底
洞熊学校を卒業した三人
の五作品を解説しています(原作全文も収録)。
「不思議な感じが残る」「動物がたくさん出てくる」というのがテーマです。
モンキー博士、河合雅雄先生の真骨頂!
- A6・192頁
- 定価(本体 1,250円+税)
- ISBN978-4-88747-112-2