かぜのこもりうた
くどうなおこ 詩 あべ弘士 絵
「のはらうた」の詩人くどうなおこと、「あらしのよるに」の画家あべ弘士の二人が楽しみながら作った絵本。
絵本「のはらうた」を読んであげたら、次は「かぜのこもりうた」です。
ある日、象の坊やが迷い子になります。日が暮れて、泣きながらねむる象の坊やに、風が子守歌をうたってくれます(まるで、のはらうたの、かぜみつるみたいでしょう?)。
朝、象の坊やの目がさめて、鼻を高く上げると、遠くから、母さんの匂い。
これも風が運んでくれたのでした。
ぼくたちが生きているこの世界には、善意というものがみちみちているのだということを、幼い子どもが知るのは幸せなことです。
- B5横・32頁
- 定価(本体 1,500円+税)(2017.7.5より新価格)
- ISBN978-4-924684-79-9