「フレディ」から学んだこと

「フレディ」から学んだこと

日野原重明 作

著者は、聖路加国際病院 名誉院長・理事長を務められた
日野原重明先生(1911年~2017年)です。

「葉っぱのフレディ」が世に出た頃、編者がお目にかかるなり先生は
「この絵本がミュージカルになって上演されたら
日本国中に深い感動が生まれますよ」と話されました。
嬉しくなって「では先生が脚本を書いてください」と申し上げました。
先生はびっくりされた様子でしたが「やってみましょう」と
二つ返事で引き受けてくださいました。

そうして生まれた日野原先生の脚本は、プロローグとして背景に
ゴーギャンの大作「我々はどこから来たのか...」が映しだされ
先生の分身でもある哲学者が
「人はどこから来て 今、どうあり、これから、どこへ行くのか?」と
独白するところから始まるミュージカルです。

この脚本をあえてそのままの形で本に収録したのは、
日野原先生の肉声を読者に感じてほしいという編者の気持ちからでした。

本書の後半には、「葉っぱのフレディ」にまつわるさまざまな角度からの
日野原先生のエッセイを収録しました。
絵本「葉っぱのフレディ」とともに、おすすめの一冊です。

  • A5・144頁
  • 定価(本体 1,350円+税)
  • ISBN978-4-88747-012-5