ポケット詩集 II

ポケット詩集 II

田中和雄 編

ポケット詩集を一冊編み終えたとき、入りきれない名詩の山に編者はため息がでました。
しかし渾身のアンソロジーという思いから、いったんはいさぎよく一巻のみをまとめ終えました。

発刊後、実に多くの読者の方から、あの詩も読みたい、この詩も入れてほしかった、ぜひ第2巻をというお便りを頂戴し、それならやはり続編を、と決心した次第。

編集の志は第1巻と同じく「精神の高さ」です。
以前は編者の目の曇りから、その詩の本質にせまれずに見落としていた詩があり、また年月を経てはじめて見えてきた詩もあり、詩人の顔ぶれも、村野四郎、八木重吉、立原道造、高見順、大木実、三好達治、黒田三郎、山村暮鳥、千家元麿、中野重治といった各氏の詩が新たに加わりました。

「いい詩を読んで、日本中の人たちがいまいちど本来のやさしい気持ちに立ち返って、この世界のみんなと一つに和することができたら、どんなに幸せなことでしょう。」(本書まえがきより)

 

目次

 

【収録詩の詩人一覧(全43篇)】 高村光太郎、谷川俊太郎、国木田独歩、茨木のり子、宮沢賢治、村野四郎、 八木重吉、立原道造、高見 順、まど・みちお、辻 征夫、大木 実、三好達治、 吉野 弘、石垣りん、黒田三郎、阪田寛夫、新川和江、金子光晴、川崎 洋、 山村暮鳥、千家元麿、中野重治、与謝野晶子

  • A6・160頁
  • 定価 1,650円 (本体1,500円 + 税)
  • ISBN978-4-88747-024-8

関連書籍