わたしを束ねないで
新川和江 詩
女に生まれ、恋をし、妻となり母となる、その折々に、女である自分をふくめ
生きとし生けるものを讃えつづけ"女の一生"を綴った詩人・新川和江さん
究極のアンソロジーです。
代表作は「わたしを束ねないで」ですが、スゴイ詩といったら「赤ちゃんに寄す」でしょう。地球上のすべての男たちは、この詩の前で、ただただひれ伏すしかありません。
(前略)
<わたしが生んだ!>
どんな詩人の百行も
どんな役者の名台詞も
このひとことには
適いますまい
吾子よ
おまえを抱きしめて
<わたしが生んだ!>
とつぶやく時―
世界じゅうの果物たちが
いちどきに実る
熟した豆が
いちどきにはぜる
この充実感
この幸福
目 次
わたしを束ねないで/十七歳/ふーむの歌/地球よ/髪 /ひとに手紙を…
あなたのパレット/千度呼べば/歌/Cinzano /シャロンという町
比喩でなく/呼び名/婚姻/結婚/地上の愛 より/ 誕生
子どもが笑うと…/赤ちゃんに寄す/歌/港 …ほか全44編
- A6・160頁
- 定価 1,650円 (本体1,500円 + 税)
- ISBN978-4-924684-95-9





